明治村で部品測定 富岡製糸場の蒸気機関復元 年明けに製作委
- 掲載日
- 2012/12/12
1872年の旧官営富岡製糸場の創建時に動力として使われた蒸気機関「ブリュナエンジン」復元に向けた富岡市内の企業による製作委員会が11日、富岡商工会議所で開かれ、現物が保管されている博物館明治村(愛知県)で年明けにも部品の測定作業に取り組むことを決めた。
ブリュナエンジンの設計図は見つかっておらず、復元するには外観から部品の形や構造を測定し、あらためて設計図をつくる必要がある。委員会は来月までに測定業者を選び、明治村に出向いて現物のデータを収集する。
復元プロジェクトは、富岡の工業界の力を結集して近代産業のシンボルを復活させる試みで、本年度から始まった。製作委員会には富岡市内の製造業40社が加入。この日は代表者30人が出席した。