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製糸場の推薦書了承　世界遺産登録で文化審

掲載日

2012/12/13

文化審議会は12日、２０１４年の世界文化遺産登録を目指す本県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、国連　教育科学文化機関（ユネスコ）に提出する正式版の推薦書を了承した。外務省などとの関係省庁連絡会議を　年明けに開き、政府として来年２月１日までにユネスコに提出する。

文化審の特別委員会と部会が文部科学省で開かれ、文化庁が県と作成した正式版　推薦書についてそれぞれ非公開で協議。文化庁によると、同遺産群の価値や構成４資産に　大きな変更を求める　意見はなかったという。審議後、文化庁は「英文の推薦書をさらに改善して提出する」と説明した。

正式版推薦書の提出後、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議（イコモス）が来年夏ごろに同遺産群の構成４資産を現地調査。順調にいけば、14年夏のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が決まる。

政府はことし８月、同遺産群の推薦を正式に決め、暫定推薦書を９月にユネスコへ提出、形式審査を通過していた。