世界遺産願う「繭玉飾り」 富岡製糸場
- 掲載日
- 2013/01/13
旧官営富岡製糸場(富岡市富岡)の東繭倉庫に12日、小正月に繭の豊作を祈って作られる「繭玉飾り」が設置された
旧官営富岡製糸場(富岡市富岡)の東繭倉庫に12日、小正月に繭の豊作を祈って作られる「繭玉飾り」が設置された=写真。米粉を練って丸めた赤、白、緑の繭玉が高さ約3メートルのヤマボウシの枝先に取り付けられ、倉庫内を華やかに彩っている。展示は1週間程度。
甘楽富岡蚕桑研究会が、製糸場の世界遺産登録と養蚕振興への願いを込めて毎年設置。かつては養蚕農家が座敷に飾り付けていたものだが年々見られなくなっており、来場者は絹の文化を伝える風習に見入っている。