桑香る高山社の味 あす藤岡 うどん、そば発売
- 掲載日
- 2013/01/31
桑の葉を練り込んだ麺
藤岡市の絹産業遺産「高山社跡」にちなんだ新名物で世界文化遺産登録を応援しようと、市内でタウン誌を発行するアットリフと県麺類生活衛生同業組合藤岡支部が、桑の葉を練り込んだ麺を共同開発した=写真。高山社創設者の名前から「長五郎うどん」「長五郎そば」と命名、2月1日から同支部5店舗で提供する。
提供するのは、藤岡市の大村、盛喜庵、そば康、てんぐ家と高崎市新町の静香で、うどんとそばのいずれかを扱う予定。価格は店舗によって異なる。
アットリフの田口勇夫代表が昨年、桑茶製造の神部万吉商店(下仁田町)に生産委託して「高山桑茶」を開発しながら、茶葉を麺にも活用できないかと考え同支部に提案。商品化した麺は、爽やかな緑色と香り、食感が特徴だ。
高柳裕一支部長は「高山社目当ての観光客は増えており、名物として定着させたい」と話す。県が近く発行する市内の絹遺産マップに一部店舗が掲載される予定。田口代表は「5店舗で高山桑茶も販売する。今後は長五郎のTシャツやタオルなども開発したい」と意気込む。