富岡製糸場 見学快適に 上信電鉄の7駅 トイレや待合所整備
- 掲載日
- 2013/02/03
上信電鉄と県、沿線周辺の高崎、富岡など5市町村は新年度、上信電鉄7駅のトイレや待合所などを整備する。2014年の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録を目指し、受け入れ態勢を整える。15年度までの3年間で集中的に駅施設の改修を進める。
対象は根小屋、山名、西吉井、上州新屋、上州七日市、神農原(かのはら)、下仁田の各駅。上州新屋駅は周辺に案内板を設置し、下仁田駅は待合所を改修。ほか5駅はトイレを整備する。上州七日市駅と神農原駅には駐輪場も設ける。
富岡製糸場の最寄り駅である上州富岡駅は新年度中に新駅舎が完成する。今回は老朽化が進んだ駅などを対象にした。
事業に取り組む沿線周辺の市町村は高崎、富岡のほか、甘楽、下仁田、南牧。 県交通政策課は「まずはトイレを重点的に整備したい。一番のおもてなしになる」と説明。今後3年間で上信電鉄の駅のバリアフリー化も進める。