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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

《シルクカントリーin藤岡》諏訪神社参集殿で特別展 航空写真や神輿を公開

シンポジウム会場では、三井越後屋が江戸時代に奉納した「諏訪神社宮神輿」が特別公開された
シンポジウム会場では、三井越後屋が江戸時代に奉納した「諏訪神社宮神輿」が特別公開された

諏訪神社参集殿では10日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産と「ぐんま絹遺産」を紹介する特別展が開かれた。写真やパネル、富岡製糸場の模型など約60点が展示され、来場者は県内に残る絹遺産についてあらためて理解を深めた。

特別展では、昨秋に構成資産の全景を上空から撮影した4枚の航空写真が初めて公開された。構成資産の外観を写した縦210センチ、横270センチの巨大パネルも並び、来場者が熱心に見入っていた。

「世界遺産候補&ぐんま絹遺産特別展」に見入る来場者
「世界遺産候補&ぐんま絹遺産特別展」に見入る来場者

78件に上るぐんま絹遺産は、県央、西毛、利根・吾妻、東毛の地域別に分けてパネルで紹介。特別展に合わせ、諏訪神社宮神輿(みこし)など四つのぐんま絹遺産の現地解説も行われた。

来場した西村雅子さん(57)=伊勢崎市波志江町=は「写真やパネル、解説員の話で格段に理解が進んだ。世界遺産に登録されることを心から期待している」と話した。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)