和の心 ゆったりと 文化財で茶会や紙芝居 富岡
- 掲載日
- 2013/02/17
和風建築でお茶とお菓子を味わう参加者
国登録有形文化財の富岡市社会教育館で16日、地元のお菓子とともにお茶会や紙芝居を楽しむイベント「とみおかスイーツの丘」が開かれた。着物姿の女性ら約40人が和風建築で富岡の歴史や食文化を味わい、ゆったりとしたひとときを過ごした。
同館は昭和初期に建てられた総ひのき造りで、普段は茶道など和文化の継承につながる講座が開かれている。
イベントでは市内７店の和菓子とパンが振る舞われ、参加者は富岡茶道会がたてた抹茶とともに味わった。続いてＮＰＯ法人富岡製糸場を愛する会によるオリジナル紙芝居「赤煉瓦（れんが）ものがたり」を鑑賞し、富岡製糸場が建設された背景を学んだ。
参加した女性（61）は「和風建築の雰囲気が良く、お菓子も紙芝居もすてきだった。この建物の新しい楽しみ方を知った」と感激していた。
イベントは市観光協会などが主催する市内の食や自然などをテーマとした13種の体験交流プログラム「はーて」の一環で実施した。
