地元古墳群や絹遺産を紹介 前橋
- 掲載日
- 2013/02/24
大室古墳群について講演する前原さん
中部県民局主催の歴史文化講演会が、前橋市の県前橋合同庁舎で開かれた。「県央地域の東国文化と絹遺産」をテーマに、大室古墳群や"生糸(いと)のまち"として栄えた前橋の絹遺産を紹介した。
第1部は市教委文化財保護課 課長補佐の前原豊さんが、大室古墳群について講演。古墳や出土したはにわの特徴を説明し、「素晴らしい大室 古墳を見てほしい」と呼び掛けた。
第2部は富岡製糸場世界遺産伝道師協会の近藤功会長が、日本初の器械製糸所「藩営前橋製糸所」跡地や、れんが造りの「旧安田銀行担保倉庫」など市内の絹遺産を紹介した。「今あるれんが倉庫は前橋の歴史や先人の苦労の足跡を全部背負っている。そういう意味で残す意味がある」と話した。
新年度に予定されている第2回古代東国文化サミットの開催や「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録に向け、機運を盛り上げようと開いた。