上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン

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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

蚕糸・絹業未来考える 10日に講演とシンポ 上毛新聞社 シルクカントリー双書全巻刊行記念

全10巻のシルクカントリー双書
全10巻のシルクカントリー双書

上毛新聞社は10日、シルクカントリー双書(全10巻)の全巻刊行を記念し、講演とシンポジウム「シルクカントリーの未来」を前橋市古市町の本社上毛ホールで開く。5年かけて全巻が刊行されるのを機に、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録後や、県内で今も続く蚕糸・絹業の未来を考える。

「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーンの一環で、郷土の絹の歴史や文化、地域づくりへ関心を高めてもらおうと、第1巻「繭の記憶」(2008年刊)を皮切りに年2巻ペースで刊行。県立女子大准教授、新井小枝子さんが執筆した第9巻「絹のことば」(12年刊)に続き、上毛新聞の連載記事を基にした最終巻「織郷(おりさと)ぐんま」が完成(発売は今月下旬)した。

第1部の講演は、新井さんが「絹のことば―昔と今とこれからと―」と題して、養蚕に関わる言葉に光を当てる。第2部のシンポジウム「『シルクカントリーの未来』を語る」は、新井さんと大日本蚕糸会会頭の高木賢(まさる)さん、県世界遺産推進課長の松浦利隆さん、泉織物社長の泉太郎さんの4人が意見を交わす。コーディネーターは藤井浩・上毛新聞社論説委員長。

会場では、パネル展示や、上州座繰り体験も行われる。

午後1時半開会。入場無料。定員は先着150人。申し込みははがき、電話、ファクス、電子メールで氏名、年齢、住所、電話番号を明記し、〒371―8666 上毛新聞社事業局出版部「シルクカントリー双書イベント」係(電話027・254・9966、ファクス027・254・9906、電子メールbook@raijin.com)へ。

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