“技師”が製糸場建設紹介 富岡 藤岡 親子30人絹遺産ツアー
- 掲載日
- 2013/03/17
富岡製糸場でヘリテイジ仮面(右)の解説を聞く子どもたち
富岡ユネスコ協会(高橋総一郎会長)のバスツアー「世界遺産を調べに行こう」が16日開かれた。富岡甘楽地域の小学生や保護者30人が参加、世界遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場(富岡市)と高山社跡(藤岡市)を見学し理解を深めた。
地域の絹産業遺産を学び、ユネスコが取り組む世界遺産保存活動を通じて世界平和の大切さをあらためて考えてもらおうと初めて企画。富岡ユネスコ少年少女合唱団の団員らが集まった。
富岡製糸場では、世界遺産伝道師協会から派遣された絹産業遺産に詳しいヒーロー「ヘリテイジ仮面」と工女姿のぐんまちゃんがガイドを務め、世界遺産になるまでの流れをクイズを交えて紹介。ユネスコ協会員が製糸場建設に関わったフランス人技師や大工の装いで登場する演出もあり、子どもたちは楽しそうに解説に聞き入っていた。