寄宿所跡を紹介 富岡 製糸場で発掘説明会
- 掲載日
- 2013/03/19
発掘調査が進む社宅周辺を見学する参加者
世界遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場で発掘調査を進めている富岡市教委は、現地説明会を開いた。市民ら約90人を、普段は非公開にしている敷地北東部の社宅周辺に案内し、成果を解説した。
社宅が建つ区域は、明治時代に工女の寄宿所と病室があった。1月から続く発掘調査で、建物の基礎部分とみられるれんが積みや礎石、モルタルの床、無数の土管や陶器片が見つかった。
工女や従業員の生活ぶり、製糸場の歴史を知る手がかりとなる発掘とあって、参加者は市職員の解説に聴き入った。