製糸場の世界遺産登録にらみ誘客を 上信電鉄再生へ意見書 住民検討委
- 掲載日
- 2013/03/26
上信電鉄沿線市町村住民検討委員会は25日、上信電鉄の再生に向けて富岡製糸場の世界遺産登録をにらんだ誘客など、具体的な取り組みを記載した意見書を、沿線5市町村で構成する上信電鉄沿線市町村連絡協議会(会長・岡野光利富岡市長)に提出した。
第2期経営再建計画(2009~13年度)が終了するため、協議会は意見書を踏まえ、ことし9月をめどに第3期計画をまとめる。
意見書では、上信電鉄だけでなく、沿線市町村と住民の役割や責任も示した。上信電鉄には経営安定、サービス向上、観光客の誘客、沿線住民から愛される鉄道―の4本柱の行動計画を定め、富岡製糸場の世界遺産登録を見据えた積極的な誘客、スイカ導入の検討などを求めた。市町村と住民にも上信電鉄とタイアップした観光企画の提案や積極的な乗車による協力を呼び掛けた。