富岡製糸場の12年度入場者数 過去最多の28万7338人
- 掲載日
- 2013/04/01
世界文化遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場の2012年度の年間入場者数が過去最多の28万7338人を記録したことが、31日の富岡市の集計で分かった。昨年7月の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産推薦決定で、全国的に知名度が高まったことが増加につながったとみられる。
市富岡製糸場課によると、昨年4月1日以降の入場者数は、ことし2月21日の時点で26万5090人となり、これまで最多の2008年度(26万5024人)を超えた。行楽シーズンの10、11月は2カ月連続で月間入場者数が4万人台を記録。1~3月に月曜日を休場としたため、前年度に比べて開場日数が12日間少なかったものの、年間入場者数は前年度比24%増となった。
同課は「団体旅行の減少で閑散とする冬場も、個人客がコンスタントに訪れた。県外からの観光客も増えている」と説明している。
製糸場内の桜が見頃となったため、1日から夜間のライトアップ(午後6時半から午後8時)を始める。ライトアップ中の入場料は無料。