風穴の感動伝えたい 下仁田 ガイド学習会が終了
- 掲載日
- 2013/04/02
冷気に包まれながら町職員の説明を聞く参加者
下仁田町の地質学的な見どころや世界遺産候補の荒船風穴などを解説できるガイドを育てる「下仁田ジオ・歴史遺産応援団」の2012年度最後の学習会が30日、同町南野牧の荒船風穴で開かれた。約30人が風穴の成り立ちや観光客の導き方を学んだ。
荒船風穴は世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産で大地(ジオ)の公園「日本ジオパーク」の見どころの一つ。かつて自然の冷風を使って蚕の卵を貯蔵した。
参加者は風穴周辺の冷気を身をもって感じながら町職員の説明に耳を傾けた。
8回全ての学習会に出た下仁田町の女性(60)は「地元でも知らなかったことを学び五感で体験できた。この感動を観光客に伝え、町を元気にする役に立ちたい」と目を輝かせた。
学習会は地域住民のボランティアガイドを育てようと、町教委が昨年8月から毎月開催。13年度は新規参加者を募り、実践的な講座で理解を深める。