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パッチワークで 上毛かるた再現 富岡製糸場・観桜会で展示

パッチワークで上毛かるたの絵札を描いた「スワニー」メンバー(中列左は宮本代表)
パッチワークで上毛かるたの絵札を描いた「スワニー」メンバー(中列左は宮本代表)

富岡市のパッチワーク教室「キルターズルーム スワニー」(宮本富貴子代表)は、上毛かるたの取り札44枚を忠実に描いたパッチワーク作品を完成させた。13、14の両日、旧官営富岡製糸場で開かれる「観桜会」で、普段は非公開のブリュナ館に展示される。

作業は生徒15人が好きな札を選んで針を進めた。宮本代表が絵柄のパーツごとに模様や色が合った布地を選び、全体の統一感を生み出した。立体的な作品は素朴な温かみを感じさせる仕上がりとなった。

メンバーは「思い入れのある札は、細かくて難しい部分があっても楽しく作れた」と笑顔で振り返る。宮本代表は「上毛かるたは製糸場と同じ県民の宝。ブリュナ館に展示できて光栄」と当日を待ちわびる。

上毛かるたパッチワークは、教室開講10周年の節目に人を喜ばせるものを全員で作ろうと企画。郷土愛を形にして製糸場の世界遺産登録運動を盛り上げようという思いもあり、約半年かけて昨年11月に完成させた。上毛かるた競技県大会の会場や地域の作品展で展示して好評を博し、観桜会にも出すことになった。

問い合わせは同製糸場(TEL:0274・64・0005)へ。

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