れんがに和装映える 製糸場で「観桜会」 きょうまで富岡
- 掲載日
- 2013/04/14
和の装いで観衆を魅了したファッションショー
富岡市の旧官営富岡製糸場で13日、恒例の「観桜会」が始まり、散りゆく桜の中、来場者がファッションショーなどのステージを楽しんだ。世界遺産登録を盛り上げようと新企画のコンサートも開かれ、初日の会場は例年を上回る1800人の観光客でにぎわった。14日まで。
「着物de花見」と題したファッションショーには、県内外の着物愛好家82人が出演。ステージ上で絹や着物にまつわる思い出を紹介し、製糸場のれんがに映える和の装いで観衆の目を引きつけた。
初開催の「世界遺産登録応援コンサート」では、ソプラノ歌手の森永一衣さんとピアニストの篠崎愛恵(いとえ)さんが、製糸場内に美しい音色を響かせた。14日にも「歌曲を楽しむ会」とかぶらフィルハーモニー管弦楽団の演奏会を行う。
観桜会に合わせて通常は非公開のブリュナ館も公開し、市民のパッチワーク作品を展示している。問い合わせは製糸場(TEL:0274・64・0005)へ。