製糸場硬貨が誕生 知事、小渕氏 打ち初め 大阪
- 掲載日
- 2013/05/01
ボタンを押す大沢知事と小渕財務副大臣
地方自治法施行60周年記念貨幣のうち、本県と宮城、広島県分の千円硬貨と五百円硬貨の打ち初め式が30日、造幣局(大阪市)であった。大沢正明知事や小渕優子財務副大臣らが製造機につながるボタンを押すと、世界文化遺産への登録を目指す「富岡製糸場」など地域にちなんだ絵柄が刻まれたコインが打ち出された。
本県の千円硬貨の絵柄は製糸場の東繭倉庫と工女、五百円硬貨は製糸場が操業を開始した「明治五年」と記された東繭倉庫のキーストーン(要石)と工女。色付けされた硬貨が披露されると、美しさに感嘆の声が上がった。
大沢知事は「富岡製糸場の世界遺産登録実現に向けて取り組んでおり、大きな後押しになる」とあいさつ。知事とともにボタンを押した小渕氏は「造幣局の技術は世界に誇れる。もっと発信して、売り出していきたい」と強調した。
本県分の硬貨の申し込み開始は6月を予定している。