高山社跡すっきり 女性団体が清掃活動 藤岡
- 掲載日
- 2013/05/18
高山社跡の建物を掃除するメンバー
藤岡市高山の高山社跡の世界遺産登録を応援しようと、繭玉を使った作品制作に取り組む市内の女性たちがボランティア団体「まゆ花の会」を立ち上げた。17日に10人が高山社跡の建物内を掃除し、活動を開始した。
同会は市内3団体を中心に約30人が結成。建物を定期的に清掃し、繭玉の花で彩ったり、子どもに座繰りを指導するなどして登録推進に協力していく。
この日は2時間かけて1階の蚕室の床や母屋部分の畳を拭き、天井と壁のほこりを払った。「来てくれる人に気持ちよく見学してほしい」と、理事を務める沢入千賀子さん(69)=同市藤岡=はきれいになった室内に目を細めた。
会長の斉藤喜美子さん(77)=同市小林=は「(高山社を設立した)高山長五郎の功績を多くの人に知ってもらうため、さまざまな手伝いをしたい」と意気込んでいる。