力合わせて１５３７万人 １０～１２月、観光キャンペーン 製糸場関連を強化
- 掲載日
- 2013/05/21
県内のゆるキャラも多数集まった総会
10～12月に大型観光キャンペーン「ググっとぐんま観光キャンペーン」を実施するググっとぐんま観光宣伝推進協議会（会長・大沢正明知事）は20日、期間中の入り込み観光客数の目標値を、前年同期比で５％上回る１５３７万人とすることを決めた。群馬デスティネーションキャンペーン（ＤＣ）など過去３度のキャンペーンで得たノウハウを生かし、オール群馬の観光宣伝を展開する。
前橋市内で同日開いた総会で示した。４シーズン目となる今回は、期間をこれまでの７～９月から10～12月に移行。旅行雑誌とのタイアップや旅行番組のロケ誘致、観光キャラバンなどを通して、温泉や紅葉、スキー場といった秋から初冬にかけての本県観光の魅力をアピールする。
本年度の新たな取り組みとして、世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」に関連する広報宣伝を強化。さらに両毛地域や埼玉県北部、長野県東部など、近隣県域と連携した誘客促進も重点的に取り組む。
総会で大沢知事は昨年のキャンペーンを振り返り「継続した観光キャンペーンの実施が重要だと、あらためて実感した」とあいさつ。県内市町村長を代表して中之条町の折田謙一郎町長が「期間中の観光客の大幅増を目指し、全市町村が一丸となって目標を達成したい」と決意表明し、ぐんまちゃんを筆頭に県内各地から集まったゆるキャラとともに気勢を上げた。
昨年７～９月に行った前回キャンペーンは、目標としていた前年同期比２・５％増、１９００万人には届かなかったものの、前年比２・４％増の１８９９万５６０８人を記録。約26億円の経済波及効果があったとされる。
