近代化遺産の活用製糸場で情報交換 7月に全国大会
- 掲載日
- 2013/05/23
全国近代化遺産活用連絡協議会(事務局・京都府舞鶴市)は、7月4~6日に旧官営富岡製糸場で本年度の全国大会を開く。近代化遺産の保存・活用に関わる自治体職員や専門家が情報交換するほか、2014年の世界遺産登録を目指す富岡製糸場をテーマとした講演会も予定されている。
全国大会は会員市町村の持ち回りで毎年開催。総会とフォーラム、シンポジウムを通じて近代化遺産の保存活用を話し合う。富岡製糸場への注目が高まっていることから、初めて富岡市で開催することになった。
会員は期間中、製糸場のほか本県の近代化遺産として碓氷製糸、碓氷峠鉄道施設、高山社跡、新町屑糸紡績所を視察する。4日のフォーラム、5日のシンポジウムには県民も参加できる。
同協議会は1997年に本県の旧松井田町で設立総会を開いて発足。近代化遺産を持つ市区町村や都道府県など139の団体・個人で構成する。本県の市町村会員は桐生、富岡、安中、中之条の4市町で、富岡は2007年から副会長市となっている。