世界遺産登録記念品試作へ 富岡シルクブランド協議会
- 掲載日
- 2013/05/24
富岡シルクブランド協議会の総会
絹産業に関わる養蚕農家や絹製品業者でつくる富岡シルクブランド協議会(会長・岡野光利富岡市長)は、本年度総会を富岡製糸場ブリュナ館で開き、富岡製糸場の世界遺産登録を記念した絹製品の試作に取り組む事業計画を承認した。
事務局の市によると、記念品は世界遺産登録に合わせて販売する。富岡製糸場の最後の経営を担った片倉工業も1972年、富岡製糸場の創業100周年を記念してタペストリーなどを製作・販売した。世界遺産登録記念品について市は「商品や価格帯は決まっていないが、富岡のシルクを使う予定。幅広い方の意見を参考にしたい」としている。
また協議会が運営する富岡製糸場の売店は、昨年度1年間の売り上げが約8千万円と2011年度(約4700万円)から倍増した。世界遺産推薦の決定と、売店の内装をリニューアルしたことが要因とみられる。