八重の心に思いはせ 安中・富岡でバスツアー 襄旧宅や製糸場巡る
- 掲載日
- 2013/05/27
旧安中藩武家長屋を見学するバスツアーの一行
NHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロイン八重の夫、新島襄ゆかりの安中市と、隣接する富岡市で25日、旬のスポットを巡るバスツアーが開かれた。42人が参加し、襄に関わる名所旧跡や、世界文化遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場を満喫した。
一行は安中市役所松井田支所を出発し、まち歩きコース「新島襄ヒストリート」(約3キロ)を散策。旧碓氷郡役所や安中教会、新島襄旧宅を訪れた。その後、富岡製糸場や妙義神社を巡りガイドから説明を受けた。
安中市の旧安中藩武家長屋では、4軒が連なるかやぶき屋根の建物に入り、当時の藩士の生活に思いをはせていた。同市松井田町人見から参加した関美智代さん(48)は「普段見学しない長屋内部まで初めて見ることができた。今後、襄が登場する大河ドラマの展開が楽しみ」と話していた。
ツアーは、鉄道を利用した沿線の地域振興を目的に安中、富岡両市などでつくる安中榛名駅周辺地域観光振興協議会が主催した。