女性が絹文化発信 世界遺産の登録後押し 「まゆ花の会」設立 藤岡
- 掲載日
- 2013/06/09
総会であいさつする斉藤会長(左から2人目)
繭玉を使う作品制作に取り組みながら、高山社跡(藤岡市高山)を含む「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録に向けた運動を後押しするため、市内の女性37人が「まゆ花の会」を立ち上げた。設立総会を5日、藤岡公民館で開き、機運を盛り上げていくことを誓った。
会長に斉藤喜美子さん(77)=同市小林=を選出。あいさつで斉藤さんは「世界遺産登録に向けて高山社の素晴らしさを伝えたい」と会員の結束を呼び掛けた。金井秀樹副市長は「市民の力で世界遺産登録を盛り上げようという皆さんの活動は頼もしい」と祝辞を述べた。
同会はすでに高山社跡の清掃や、繭玉で作った花で建物を彩る活動に取り組んでいる。今後、子どもに座繰りを指導するなど、養蚕や絹文化に関する活動を計画している。