高山社跡PRへ拠点 「会遊亭」オープン祝う 藤岡
- 掲載日
- 2013/06/23
会遊亭の門出を祝ったセレモニー
世界文化遺産登録を目指す高山社跡をPRする拠点として、藤岡商工会議所が藤岡市藤岡に開設した「会遊亭(かいゆうてい)」のオープニングセレモニーが22日開かれ、市民が門出を祝った。
大正時代に作られた土蔵で、6年前まで営業していた履物店「福井屋」を改装した。自由に出入りでき、中で休憩できる。特産品の販売なども予定している。
セレモニーで梅沢徹会頭は「出会いの場、回遊の拠点として利用してもらい、愛される施設になってほしい」とあいさつ。新井利明市長らがテープカットした。
プレミアム付き商品券「高山社債」の販売や、高山社にちなんだスイーツの試食会も行われた。商品券を求めて1時間前から並んだという地元の主婦(74)は「通りのシンボルが復活してうれしい」と笑顔。桑の実入りのパウンドケーキを開発している、藤岡北高フードビジネスコースの中本裕也君(17)は「おいしくて自慢できるようなケーキを完成させたい」と名物作りに意欲を見せていた。