世界遺産願うメッセージ募集 29日から高崎でキャンペーン
- 掲載日
- 2013/06/26
本県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録運動を推進しようと、「シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーン」が29日から7月7日まで、高崎市棟高町のイオンモール高崎で開かれる。世界遺産候補の構成4資産や県内の養蚕、製糸、織物に関係する絹遺産をパネル展示やイベントを通じてアピールする。
同遺産群は、来年の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で世界遺産登録の可否が審議される見通し。そのため、七夕にちなんで来場者から登録を願う応援メッセージを初めて募集し、会場に飾り付ける。
富岡製糸場と田島弥平旧宅(伊勢崎市)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田町)の模型を一堂に展示する。1月に政府がユネスコに提出した全4巻の推薦書控えのほか、航空写真、県登録の「ぐんま絹遺産」パネル、蚕や繭、生糸も飾る。繭クラフトや上州座繰り、機織りの日替わり体験も行う。
絹産業遺産をPRしながら地域づくりに取り組む県内7団体でつくるシルクカントリーぐんま連絡協議会が主催。問い合わせは協議会事務局の県世界遺産推進課(TEL:027・226・2326)へ。