マイ記念硬貨できた お富ちゃん、ぐんまちゃん、貫前神社… 富岡小で造幣局デザイン教室
- 掲載日
- 2013/06/28
池内さん(左から3人目)に教わってオリジナルの貨幣デザインを考える児童
世界文化遺産登録を目指す富岡市の旧官営富岡製糸場を描いた本県の記念貨幣の発行に合わせ、造幣局は27日、製糸場に近い富岡小(野中靖校長)で「造幣局1日デザイン教室」を開いた。3年生120人が、本県をイメージした自分だけの貨幣の図柄を考えた。
記念貨幣をデザインした同局工芸職員の池内映子さんが、製造工程やデザインの特徴を解説した。児童は、製糸場の東繭倉庫と工女がデザインされた直径4センチの千円コインを実際に見て触り、「千円なのに小さい」「いっぱい集めたい」と興味津々の様子だった。
続いて一人一人が本県をイメージしたコインの図柄を考えて画用紙に向かった。池内さんは「枠いっぱいに描こう」「色も付けよう」とアドバイス。児童はお富ちゃんやぐんまちゃん、貫前神社、だるまなどをモチーフに思い思いの絵を描き、色鉛筆で塗った。
仕上げたデザインはみんなの前で発表し、同局職員に出来栄えを褒められると満足そうな笑顔になった。
教室は、造幣局が「東日本大震災復興事業記念貨幣」のデザインを一般公募したのに合わせ、被災した宮城と福島、造幣局がある大阪の3府県で昨年初めて実施した。本県では初めて。
記念貨幣は地方自治法施行60周年に合わせて47都道府県で順次発行され、千円と500円がある。5~7日に製糸場で展示する。問い合わせはハローダイヤル(TEL:050・5548・8686)へ。