絹の国の魅力 発信 製糸場と遺産群展 全国巡回前に県庁で
- 掲載日
- 2013/07/11
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の模型や写真パネルが並ぶプレ展示
来年の世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」を国民にPRする全国巡回展を前に、プレ展示が10日、県庁31階の観光物産展示室で始まった。同遺産群の構成4資産の模型や写真・解説パネルなど33点が並び、生糸の大量生産に大きく貢献した同遺産群の価値を紹介している。8月18日まで。
富岡製糸場の精緻な模型を会場中央に配置。壁側には繭生産で製糸場を支えた田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴の模型が特大写真パネルを背景に並ぶ。富岡製糸場や工女をデザインし、近く発行される地方自治法施行60周年記念貨幣(千円、500円)も公開している。
県は企画提案方式で全国巡回展の委託業者を月内にも決定。9月以降、東京、名古屋、大阪方面で順次展開する。世界遺産推進課は「巡回展を前に県民に見てもらい、一帯となって世界遺産登録の機運を高めていきたい」と話している。