イコモス調査に備え 高山社跡、弥平旧宅でリハ
- 掲載日
- 2013/07/24
イコモスの現地調査に向けて、高山社跡で説明方法を確認する県担当者
県は23日、世界文化遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」を構成する高山社跡(藤岡市)と田島弥平旧宅(伊勢崎市)で、ユネスコ諮問機関のイコモスによる現地調査を想定した初の本格的なリハーサルを行った。
高山社跡では、県と藤岡市の担当者8人が、調査員役と説明する側に分かれ、駐車場から建物内外など当日の想定ルートを回って練習。ストップウオッチを手に、説明の仕方を念入りにチェックした。
文化庁によると、現地調査の日程はまだ政府に示されていない。ただ、世界文化遺産に先月登録された「富士山」は昨年8月下旬から調査が行われたことから、県世界遺産推進課は準備を本格化。22日の富岡製糸場に続いて、藤岡、伊勢崎でも松浦利隆課長を含めた通し練習を行った。
松浦課長は「現場で実際に説明すると間の取り方など難しさも分かった。効果的に説明できるように改善していきたい」と気を引き締めていた。