夏休み群馬で満喫 福島の親子24人 富岡製糸場や湖訪問
- 掲載日
- 2013/07/28
富岡製糸場の繰糸場を見学する参加者
福島第1原発事故の影響に苦しむ福島県の子どもたちに楽しい夏休みを過ごしてもらう「家族でゆったり?ぐんまを満喫体験ツアー」が27日始まり、親子9組24人が富岡市の県立自然史博物館と旧官営富岡製糸場を観光した。
製糸場では解説員の案内で、れんが造りの繭倉庫や繰糸場を見学した。母親と参加した藤野俊祐君(11)=福島県いわき市=は「繭から1本の長い糸ができるなんてすごい」と製糸の仕組みにびっくり。外で遊ぶのが好きといい、28日に予定されている碓氷湖での自然散策を楽しみにしていた。
一行は富岡市内のホテルに2泊し、妙義神社や安中市の「碓氷峠鉄道文化むら」なども訪れ、29日に帰途に就く。
ツアーは「原発事故の影響で子どもを気兼ねなく外で遊ばせられない」というコープふくしま会員の声を聞いたコープぐんまが主催した。