ギネスで登録弾みを 製糸場の絵手紙1万4000枚超発送 富岡の高校生挑戦
- 掲載日
- 2013/08/05
ギネス世界記録に挑む内容を協議した実行委員会
絵手紙で目指せギネス世界記録―。富岡市の高校生たちが、世界文化遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場にまつわる絵手紙を集めて一度に発送する数でギネス世界記録に挑戦する。登録運動を盛り上げるため、代表生徒でつくる「ギネスに挑戦実行委員会」が、集めた絵手紙を11月4日に発送することを決めた。
既存のギネス世界記録では、「一度に1カ所から発送されたポストカードの枚数」として2011年にインドで1万4004枚が記録されており、この記録の更新に挑むことになる。
富岡高、富岡東高、富岡実業高が参加。高校生の活力と柔らかい発想で世界遺産登録に向けた地元の盛り上がりをアピールしようと、富岡青年会議所の支援を受けて昨年11月から会議を重ねた。
これまでにシルクパウダーを使った長いロールケーキ作りや、れんがのドミノ倒しなど多彩なアイデアを検討してきたが、絵手紙は誰でも参加でき、観光客も巻き込んで挑める手軽さが決め手となった。今後詳細を詰めて告知し、絵手紙を広く集める。
実行委員会共同代表の今井敦君(富岡高2年)と佐藤絵里菜さん(富岡東高2年)は「大勢の人が協力してくれるよう広報に力を入れたい」「製糸場が世界遺産になって、自動繰糸機がまた稼働するのを見たい」と意気込んでいる。