ヒーローが絹遺産 案内 荒船風穴ー高山社跡ー富岡製糸場 バスツアーで自由研究
- 掲載日
- 2013/08/06
家屋の概要が記された説明板
世界文化遺産登録を目指す本県の富岡製糸場と絹産業遺産群を学ぶスタディーバスツアーが4日、行われた。富岡市内の小学生と保護者計44人が絹産業遺産を巡り、価値と魅力についてあらためて知った。
夏休みの自由研究など宿題解決に役立ててもらおうと富岡ユネスコ協会が初めて企画。下仁田町の荒船風穴、藤岡市の高山社跡を巡り、富岡市の富岡製糸場では、絹産業遺産群に詳しいヒーロー「タイムレンジャー」と製糸場建設に関わった明治時代の偉人たちに扮(ふん)した協会メンバーが参加者を案内した。
タイムレンジャーたちは「製糸場で働いた工女さんの給料は能力給。しかも当時としては高給だったんだよ」「繭倉庫は木とれんがなのに瓦屋根の不思議な建物。でも日本の気候にぴったり」などと豆知識を披露しながら解説。
子どもたちは「すごいね」と目を輝かせ、建物にカメラを向けて熱心に撮影していた。