世界遺産登録「後押しする」 総務相が製糸場視察
- 掲載日
- 2013/08/22
富岡製糸場を視察する新藤総務相(中央)
新藤義孝総務相は20日、2014年の世界文化遺産登録を目指す富岡製糸場を訪れた。製糸場では官営期に建てられた繰糸場や繭倉庫などの主要建造物を視察。記者団に「日本近代化のノウハウが世界に示された貴重な産業遺産だ。世界遺産にふさわしく、政府としてしっかり後押ししたい」と述べ、登録への期待感を示した。
製糸場では大沢正明知事と岡野光利市長が出迎えた。新藤総務相は操業当初の繰糸場の写真や明治期から残る窓ガラスなどに関心を示し、世界遺産登録に向けた支援を約束した。
その後、昭和村で6次産業化を進める農業生産法人「グリンリーフ」を訪問。堤盛吉村長や沢浦彰治社長から農業の歴史や現状について説明を受けた後、野菜の加工現場を視察した。新藤総務相は「昭和村は新しい取り組みでたくさんの雇用を生み出している。全国にも広まってほしい」と話した。