絹遺産群を全国発信 企画費県が補助 コラボ商品を募集
- 掲載日
- 2013/09/03
来年夏の世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」への理解を深めてもらおうと、県は2日、遺産群をPRするコラボレーション商品の企画提案の募集を始めた。商品販売企業が取り組む遺産群のPRに必要なデザイン制作、企画費などを100万円まで県が負担する。
遺産群は来年6月にカタールで開かれるユネスコ世界遺産委員会で登録審議される予定。しかし、国民に十分知られているとはいえず、流通する商品を通じてアピールする。
既存商品や関連する新商品で、包装や本体に遺産群の名称や世界遺産登録推進のデザインなどを取り入れ、今後発売する商品が対象。県世界遺産推進課は、全国流通する飲料や菓子、冷凍食品、弁当、文房具、衣料品など多様な分野を想定している。包装デザインのほか絹関連食材を使ったメニュー考案の費用も対象。同課は「コラボ商品を通じて全国に富岡製糸場と絹産業遺産群を発信したい」としている。
予算は100万円。1商品につき原則1件の提案を10月25日まで募集。11月以降の契約締結から来年3月20日までの発売予定数量から見込まれるPR効果や商品の魅力を書類審査し、評価の高かった順に予算内で採用する。
問い合わせは同課(電話 027・226・2326)へ。