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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

養蚕製糸、遺産連携強化を 管理活用機構検討委が会合

「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産への登録を見据え、県は11日、保存活動や活用策を主導する組織「総合管理活用機構」の在り方を話し合う検討委員会の初会合を県庁で開いた。検討委は、遺産群の構成4資産が分散していることや養蚕製糸業との連携などの課題を踏まえ、本県の特徴に合った組織づくりを進めることを確認した。

検討委は4資産がある富岡、伊勢崎、藤岡、下仁田の各市町の担当職員のほか、養蚕や観光、教育分野の専門家ら10人で構成。この日、委員長に選出された大日本蚕糸会会頭の高木賢さんは「8年にわたり富岡製糸場を世界遺産にするために取り組んできた。登録後の活用についても皆さんの力を貸してほしい」とあいさつ。登録までのスケジュールや他県の世界遺産センターの事例も報告された。

今後は3回程度の会合を開き、年度内に機構の持つ機能や組織の在り方について意見をまとめる。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)