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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

蚕 大事に育てるょ ふれあい体験で児童が特徴学ぶ 富岡

透明なカップに入った蚕が配られると、「初めて見た」「かわいい」と歓声が上がった
透明なカップに入った蚕が配られると、「初めて見た」「かわいい」と歓声が上がった

蚕糸業への理解を深めてもらう富岡市の「蚕と生糸のふれあい体験事業」が富岡高瀬小で開かれた。初回の養蚕授業では4年生111人が蚕の特徴や育て方を学び、各クラスで育てる「おかいこさま」を受け取った。

日本絹の里(高崎市金古町)の森久さんと甘楽富岡蚕桑研究会の大竹文明さんが講師を務め、蚕が桑の葉しか食べないことや、1個の繭から1300メートル以上の糸がとれることを説明した。

児童が育てるのは県のオリジナル蚕品種「ぐんま200」と黄色の繭を作る「ぐんま黄金」。透明なカップに入った蚕が配られると、「初めて見た」「かわいい」と歓声が上がった=写真。

ふれあい体験は富岡製糸場の世界遺産登録を見据えた啓発事業の一環。本年度は市内8小学校で実施する。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)