若手研究者招きシンポ 世界遺産推進で県 6年生に学習教材
- 掲載日
- 2013/09/16
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を推進するため、県は本年度中に国内外の若手研究者を招いたシンポジウムを開くとともに、小学6年生の学習教材を作成する。事業費計1980万円を9月補正予算案に盛り込む。
シンポジウムは「産業遺産ユース・プログラム」として行う。絹産業遺産群の国際的な認知度を高めるため、ヨーロッパやアジア、日本の産業遺産や木造建築、観光などの若手研究者15人程度を招き、4資産を見学後、シンポジウムで意見を交わしてもらう。
教材は遺産群に関する副読本とDVDを作る。来年度以降、県内の6年生に配布し、社会科見学の事前学習に活用してもらう。近隣都県の学校にも送り、修学旅行で訪れてもらうことも考えている。
一般向けには、4資産の関連性や世界遺産の価値を正しく伝える詳細な公式ガイドブックと解説板を製作する。日本語のほか、英語やフランス語、ポルトガル語、中国語などをそろえ、地域のニーズに合わせて発行、設置していく。