価値と魅力アピール 全国６カ所で巡回展 絹産業遺産群
- 掲載日
- 2013/09/21
県は10月から、２０１４年の世界文化遺産登録を目指している「富岡製糸場と絹産業遺産群」の価値と魅力をアピールする巡回展を東京や京都など全国６カ所で開催する。20日の県議会一般質問で、織田沢俊幸氏（自民）の質問に大沢正明知事が答えた。
巡回展は10月12、13日に世界文化遺産の「平泉」（岩手県）で開催するのを皮切りに、「富士山」（山梨県）、東京、大阪、名古屋、京都で開催する。
県世界遺産推進課によると、平泉では観自在王院跡で２日間行われる「平泉福興祭２０１３」とタイアップ。テントを設置して、絹産業遺産群の構成４資産の模型や写真パネル30～40点を展示。映像上映、富岡製糸場世界遺産伝道師協会の会員による解説を行う。
10月25、26日には、富士山を望む河口湖ステラシアターで行われる音楽イベント「世界遺産劇場」の会場でＰＲ。11月２～８日は、羽田空港の国際線ターミナルで、外国人にも英語のリーフレットを配ってアピールする。開催は計19日間で、11万５千人以上の見学者を見込んでいる。同課は「来年の世界遺産登録に向けて、全国の人に絹産業遺産群をよく知ってもらい、応援してほしい」としている。
