製糸場前に新店舗 富岡・田島屋が来月上旬 絹ちなんだ菓子販売
- 掲載日
- 2013/09/21
富岡製糸場正門前で建設が進む田島屋の新店舗
菓子製造販売の田島屋(富岡市内匠、江原徹社長)は10月上旬、旧官営富岡製糸場の正門前に新店舗をオープンする。観光客をターゲットに、絹や製糸場にちなんだ菓子を販売する。
新店舗は観光客が気軽に立ち寄れるコンパクトな店構えで、店舗面積は約20平方メートル。周囲の景観に配慮して日本家屋風の外観とする。
製糸場北側にも直営店があるが、観光客の流れは正門から東に延びる城町通りに集中しているため、当面の間は中心市街地に2店舗を置く。江原社長は「街中の活気づけに貢献できるといい」としている。
田島屋は1892年創業。繭の形をしたインスタントくず湯「まゆこもり」のほか、富岡産シルクタンパクや桑の葉を活用した菓子を考案。上信越道富岡インターチェンジの近くに本店兼工場を構える。市内の土産物コーナーでも商品を販売している。