製糸場保全に役立てて 富岡高JRC部 文化祭の利益寄付
- 掲載日
- 2013/09/24
岡野市長(右)に寄付金を手渡す富岡高JRC部
富岡高(加藤聡校長)のJRC部6人が富岡市役所を訪れ、6月の文化祭で手作り菓子などを販売した利益の全額約2万7千円を市に寄付した。世界文化遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場の保全に生かされる。
文化祭「槻(つき)の木祭」では製糸場のモザイク壁画を作り、全校を挙げて登録を応援。同部は市への寄付を掲げて手作りワッフルやアイスを販売した。部長の津金沢敦君(3年)は「趣旨に賛同してくれた人の思いがこもったお金。ぜひ役立ててほしい」と岡野光利市長に手渡した。
岡野市長は、25日に予定されるユネスコ諮問機関の現地調査に触れ「調査員にも地元の盛り上がりが伝わればいい」と地元校の取り組みを歓迎した。寄付金は製糸場の維持管理のために市が設置した「富岡製糸場基金」に積み立てる。