大きく育つ蚕みこし 富岡黒岩小 製糸場の登録応援 児童製作 運動会でリレー
- 掲載日
- 2013/09/26
手作りの「蚕」を載せて疾走するみこしリレー
旧官営富岡製糸場の世界文化遺産登録を応援しようと、富岡黒岩小(三木富士夫校長)の3、4年生30人が、28日の運動会で披露する養蚕にちなんだ「みこしリレー」の練習に励んでいる。児童が紙とビニールで手作りし、顔を描いた力作の「蚕」がみこしに載り、トラックを回るごとに大きく"成長"していく初めての企画だ。
競技は「力を合わせて、世界遺産へ」と銘打って行う。児童30人が2チームに分かれ、4人ずつみこしを支えてバランスを保ちながら走る。半周ごとに次の走者に交代し、2周でゴールする。
みこしに載る「蚕」は、半周ごとに大きなものに載せ替える。脱皮を繰り返して成長する実際の蚕を模し、3段階の大きさを用意した。
最後は蚕が繭になり長い生糸が紡がれる様子を再現。全員で「富岡製糸場を世界遺産へ」と声を合わせる。
総合学習として4年生は教室で蚕を実際に飼い、養蚕を勉強中。中村剛士君(4年)は「蚕はかわいい。みこしに載せる『蚕』もうまく作れた。競技も絶対勝ちたい」と目を輝かせていた。
競技は午後1時ごろから。問い合わせは同校(電話 0274・62・0827)へ。