絹の国のかかあ 高崎 機織り、桑摘み姿を描く
- 掲載日
- 2013/10/12
養蚕風景を描いた作品が目を引く牛歩の会作品展
高崎市を中心に活動する絵手紙グループ「牛歩の会」（福田登美恵代表）の作品展が11日、同市棟高町のイオンモール高崎で始まった。養蚕風景や県内各地の名所を描いた絵手紙と淡彩画約１５００点が展示されている。16日まで。
作品展は「上州かかあのちから」がテーマ。本県の絹産業を中心となって支えた女性を題材にした作品がメーンで、会員や地元園児、福祉施設の利用者ら約２５０人が出品した。
機織りや桑摘みに精を出す女性をモチーフにした淡彩画や、富岡製糸場を描いた絵手紙などが並び、訪れた買い物客が懐かしい風景に見入っていた。高崎や藤岡、渋川の名所や名物を描いた絵手紙も飾られている。
福田さんは「養蚕農家が作った繭が一本の糸で結ばれ、群馬の絹産業を支えてきた。絹産業の中心となった女性たちの底力を感じてもらいたい」と話している。問い合わせは福田さん（電話 ０２７・３７２・４７１１）へ。
