富岡製糸と絹遺産群展 世界遺産登録全国に輪 平泉から巡回スタート
- 掲載日
- 2013/10/13
2014年の世界文化遺産登録を目指している「富岡製糸場と絹産業遺産群」の価値と魅力をアピールする全国巡回展(県主催)が12日、岩手県の世界文化遺産「平泉」で始まった。同所を皮切りに、東京や京都などを巡り、国を挙げての登録運動を目指す。
平泉では、観自在王院跡で開催中の「平泉福興祭2013」の会場で13日まで開催。富岡製糸場など構成4資産の模型や写真パネル、映像などを展示している。
初日は本県から富岡製糸場世界遺産伝道師協会の会員と県職員計7人が現地入りし、4資産の関連性や世界遺産としての価値などを来場者に解説した。
県世界遺産推進課の担当者は「平泉は世界遺産なので、興味深く展示を見ていただけた。巡回展を通じ、富士山の次の世界遺産候補は群馬の『富岡製糸場と絹産業遺産群』だということをより多くの人にアピールしたい」と話している。
今後は12月までに山梨、東京、大阪、名古屋を巡り、来年3月には国内屈指の世界遺産数を誇る京都での実施を予定している。