世界遺産登録へ発車 3月まで試験運行 伊勢崎 田島弥平旧宅 境町駅 無料バス
- 掲載日
- 2013/11/03
にぎやかに行われた無料シャトルバスの出発式
世界文化遺産登録を見据え、伊勢崎市は2日、富岡製糸場と絹産業遺産群の構成資産である田島弥平旧宅(同市境島村)へのアクセス向上のため、東武伊勢崎線境町駅から無料シャトルバスの試験運行を始めた。同駅近くの「赤レンガ倉庫」前で出発式が開かれ、関係者や商店街の住民約100人がスタートを喜ぶとともに、世界遺産登録への期待を膨らませた。
バスは来年3月まで土日祝日で1日5便運行。同駅から島村の利根川左岸にある「利根川水辺プラザ公園」と利根川に架かる上武大橋を経由し、右岸の弥平旧宅最寄りの「島村蚕のふるさと公園」を走る。
出発式は、地元「上州境雉子尾太鼓」の演奏や運転手への花束贈呈などが行われた。その後、地元住民約20人がバスに乗車し、同ふるさと公園に向けて出発。住民たちは弥平旧宅の散策などを楽しんだ。
市は利用状況を踏まえた上で来年度の定期運行を検討する。