富岡製糸場の役割、魅力学ぶ 前橋六中
- 掲載日
- 2013/11/04
富岡製糸場と絹産業遺産群について語った近藤さん
前橋六中(福島輝巳校長)の学習発表会が、同校で開かれ、特別授業として富岡製糸場世界遺産伝道師協会長の近藤功さん(72)が講演した。全校生徒406人が真剣な表情で講演に耳を傾け、世界遺産登録を目指す製糸場と絹産業遺産群が世界に果たした役割やその魅力を学んだ。
近藤さんは「富岡製糸場と絹産業遺産群~世界を変えた日本の技術革新」と題して講演。製糸場に関わる歴史資料や写真をスクリーンで紹介しながら分かりやすく製糸場の歴史を解説した。製糸場の建物について「日本の木造建築とフランスのれんがの技術が合体した造りで、150年が経過した今でも崩れることなく、耐震性に優れている」と強調。田島弥平旧宅や高山社跡、荒船風穴についても紹介し「現地に行けば壮大さを感じることができる」と話した。