繭の記憶に思いはせ 藤岡
- 掲載日
- 2013/11/10
繭の記憶に思いはせ 藤岡
上州座繰りの体験会が藤岡市の緑埜精糸社記念碑前で開かれ、市内外から参加した約40人が座繰り器のハンドルを回して繭から糸を引いた=写真。
参加者は糸が切れないように力を加減しながら巻き取り、出来上がったきれいな糸に目を細めていた。「昔はあちこちで見かけたねえ」と懐かしそうに話す女性もいた。
座繰りの魅力を広め、市内にある「高山社跡」の世界文化遺産登録を後押ししようと、「緑埜精糸社を顕彰する同好会」(新井紀義代表)と「まゆ花の会」(斉藤喜美子会長)が初めて開いた。