バス利便性向上深谷、本庄と連携 弥平旧宅で伊勢崎市
- 掲載日
- 2013/11/14
伊勢崎市は、世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つ、田島弥平旧宅(同市境島村)周辺の公共交通の利便性向上に向け、隣接する埼玉県深谷、本庄両市との連携を協議する。バスの乗り継ぎを改善して首都圏からの観光客を弥平旧宅など伊勢崎市内の観光地へと誘導する考えで、月内にも観光振興を含めた協議を開始する。
伊勢崎市は、伊勢崎駅や弥平旧宅周辺を回る無料コミュニティーバス「あおぞら」のほか、今月から来年3月までの土日祝日、境町駅と弥平旧宅周辺をつなぐ無料シャトルバスを走らせている。どちらも深谷市が運行する巡回バスの「上武大橋南」バス停を共用しており、運行時間を調整することで連続性を持たせる。
JR高崎線の 深谷駅、本庄駅を 発着するバスとの連絡は、観光客誘致で重要な意味を持つ。五十嵐清隆市長は「うまく接続すれば、深谷駅や本庄駅からバスで来て島村を見てもらい、市内を回ってもらうことができる。公共輸送ルートの一つになる」と話している。