きれいな製糸場で歓迎 市民が清掃ボランティア 富岡
- 掲載日
- 2013/11/17
開場前の製糸場で清掃に励む参加者
来夏の世界文化遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場への愛着を広げようと、富岡市内の官民44団体でつくる「とみおか観光まちづくり推進協議会」(田口基会長)は、月2回のペースで製糸場を清掃するボランティア活動を始めた。「リレー・フォー・クリーン」と題し、自由参加の市民らが来年3月まで草むしりやごみ拾いに取り組む。
活動は毎月第2、第4土曜の午前7時~同8時。加入団体以外の参加も受け付ける。これまで市内外の企業や団体が個別に清掃していたが、日を決めて定期的に取り組むことで、市民全体に愛着ともてなしの意識を広めようと企画した。
初回は250人が参加し、製糸場の中庭から西繭倉庫にかけて清掃した。田口会長は「製糸場を大切に守る責任感を市民の皆さんに定着させたい」と意気込んでいる。
市富岡製糸場課は「作業を通じて製糸場に親しみを感じてもらえれば」と歓迎している。 問い合わせは事務局の富岡商工会議所(電話 0274・62・4151)へ。