八木節で150周年PR 1日、庭公開や解説会 伊勢崎・田島弥平旧宅
- 掲載日
- 2013/11/29
本番に向けて練習する新地八木節愛好会
世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つ「田島弥平旧宅」(伊勢崎市境島村)の上棟150周年記念事業が1日、旧宅や周辺で開かれる。普段見られない旧宅母屋裏側の庭を含めて庭全体を公開。現地解説会や散策会も行われる。当日、踊りを披露する新地八木節愛好会が最終的な音合わせをするなど、地元は受け入れ準備を進めている。
愛好会は昨年12月に経験者が1人もいない状態から発足した。会員は50~70代を中心に、現在は境島小の3人も加わり19人となり、毎週2回の練習をしている。
八木節の歌詞は会員の田島信孝さん(66)と田島元雄さん(63)が担当し、弥平旧宅や養蚕の歴史が分かるように書いた。
当日は午前10時から地元の宝性寺で、午後0時40分から旧宅で踊る。町田明美会長(71)は「島村 を活気づける演奏や踊り をしたい」と意気 込んでいる。
このほか記念事業では、市文化財保護課職員による旧宅の解説会が午前10時から1時間おきに5回開かれる。宝性寺では住民が島村産農産物や食品を販売する「おもてなし市」を企画。日本工業大の黒津高行教授や、ぐんま島村蚕種の会が解説する養蚕農家群の散策会もある。
主催は境島村まちづくり推進会議と市、市教委。時間は午前10時~午後3時。問い合わせは同課(電話 0270・63・3636)へ。