絹遺産を世界へ あすまで講座 伝道師養成に18人
- 掲載日
- 2013/12/06
遺産群の価値について学ぶ受講生
県と富岡製糸場世界遺産伝道師協会(近藤功会長)による伝道師養成講座が5日、県庁で始まった。世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、県内外の受講生18人が、7日まで3日間の講義や現地研修で学び、伝道師としての活動に生かす。
初日は県世界遺産推進課の職員が、同遺産群の価値や世界遺産登録までの流れ、養蚕の仕組みなどを解説した。近藤会長は「構成遺産は世界に通用する価値がある。誇りを持って活動に取り組んでほしい」と心構えを語った。
2日目は現地研修で、富岡製糸場や高山社跡、田島弥平旧宅をバスで巡る。最終日は専門家の講義や伝道活動の説明をする。
講義修了後、受講生は伝道師として世界遺産登録に向けた普及、啓発活動に参加する。