シルクであぶら取り紙 富岡商工会議所 高濃度のタンパク液配合
- 掲載日
- 2013/12/13
シルクタンパク液配合の「富岡製糸場あぶらとり紙」
富岡市内の養蚕農家が生産した繭の消費を拡大するため、富岡商工会議所は、富岡産シルクタンパク液を配合した化粧用のあぶら取り紙を開発した。富岡製糸場観光の手土産としての需要を見込み、1部当たり2円を富岡製糸場保存活用・周辺整備事業に寄付する。1部30枚入り400円で、来年4月から富岡市内で販売する。
富岡製糸場の世界遺産登録を前に地元産シルクの価値を見直そうと、4月にプロジェクトチームを発足。養蚕農家らと情報交換や研究を重ねて企画した。
商品 名は「富岡製糸場あぶらとり紙」。同会議所によると、従来のシルク成分入りあぶら取り紙に使われるシルクタンパク液の濃度は0・5%程度だが、同商品では30%と高 濃度の液に浸した。使用感に大きな違いはないものの、富岡産繭の活用につながるという。
今後、パッケージのデザインや販売店舗を検討する。問い合わせは同会議所(電話 0274・62・4151)へ。